トップページチョイ読みコラム>スーパー耐久レース オーリンズランサーチーム監督 山田基裕
スーパー耐久の裏のウラ

第5回

オーリンズレーシングの監督になった経緯

最高の状態で迎えた監督デビュー戦は
スタッフ、ドライバーから叱咤の嵐!?

(C)ランサーエボリューションマガジン

早いもので今年ももう4月。いよいよS耐がキックオフします。エボXでのデビュー戦となる今シーズン。どんな結果が待ち受けているのか、今からドキドキですが、手抜きなしで頑張りますので、今年も応援よろしくお願いいたします。
 さて、今回の表題である「監督になった経緯」についてお話しします。私がテスト&サービスに入社したころ、会社ではモータースポーツ活動として三菱GTOを使い、N1耐久(スーパー耐久の前身)に参戦しており、新入社員(といっても若くはないのですが)として入社した私は、早々にサーキットへ。

当時の私の感想は「レースって本当に大変!」であり、ただただ追いまくられるサーキット生活でしたが、シーズンの後半あたりからテントまわりのマネージャー業を任されることになり、メカニックとは違った観点からチーム全体を見ることができるようになりました。

(中略)最高の状態で挑んだ監督デビュー戦での私の仕事ぶりは、予想にたがわずチンプンカンプンの連続で、参加受け付け時間に遅れて呼び出されるわ、弁当が足りないとスタッフから苦情は来るわ、おまけにドライバーからは叱咤の嵐。ヨレヨレ状態で迎えた決勝でもドライバーとの交信にうまく対応できるはずもなくテンテコ舞い。最後には「燃料がもたないかもしれない」との怪情報?までピット内で飛び交い、レース中モニターの前に座るどころの騒ぎではなかったのを、今でも鮮明に覚えています。
そして迎えた結果は……。

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