早いもので今年ももう4月。いよいよS耐がキックオフします。エボXでのデビュー戦となる今シーズン。どんな結果が待ち受けているのか、今からドキドキですが、手抜きなしで頑張りますので、今年も応援よろしくお願いいたします。
さて、今回の表題である「監督になった経緯」についてお話しします。私がテスト&サービスに入社したころ、会社ではモータースポーツ活動として三菱GTOを使い、N1耐久(スーパー耐久の前身)に参戦しており、新入社員(といっても若くはないのですが)として入社した私は、早々にサーキットへ。
当時の私の感想は「レースって本当に大変!」であり、ただただ追いまくられるサーキット生活でしたが、シーズンの後半あたりからテントまわりのマネージャー業を任されることになり、メカニックとは違った観点からチーム全体を見ることができるようになりました。
(中略)最高の状態で挑んだ監督デビュー戦での私の仕事ぶりは、予想にたがわずチンプンカンプンの連続で、参加受け付け時間に遅れて呼び出されるわ、弁当が足りないとスタッフから苦情は来るわ、おまけにドライバーからは叱咤の嵐。ヨレヨレ状態で迎えた決勝でもドライバーとの交信にうまく対応できるはずもなくテンテコ舞い。最後には「燃料がもたないかもしれない」との怪情報?までピット内で飛び交い、レース中モニターの前に座るどころの騒ぎではなかったのを、今でも鮮明に覚えています。
そして迎えた結果は……。
ここで掲載している内容は、エボマガ紙面から一部内容を抜粋して掲載しています。「もっと読みたい!」というひとは、ぜひ本誌もチェックしてね! »
山田基裕
Yamada Motohiro
スーパー耐久レース オーリンズランサーチーム監督
オーリンズランサーチームを指揮し、2006年はSTクラス2のシリーズチャンピオンに輝く。チームのドライバーは「不動」と言われる中谷明彦選手と木下隆之選手。このふたりの有名ドライバー陣を巧みにコントロールするさまは見事というよりほかなく、レーシングチームの監督が天職なのでは?と思わせるほどの立ち回りぶりを発揮する。2007年も引き続き同チームにて参戦決定。