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三菱大好き編集部員ツチヤが送るなんでもイベントレポート!

2011/03/05

「関東三菱川口境橋店オープンイベント&コルトスピードイベント」レポート
三菱車専門チューニングパーツメーカー、コルトスピードのデモカーエボⅩを試乗インプレッション!

(C)ランサーエボリューションマガジン (C)ランサーエボリューションマガジン

今回ボクがおじゃましたのは、埼玉県川口市にある関東三菱自動車販売(株)川口境橋店だ。新装開店のオープニングイベントが開催されるという。併せて三菱車専門のチューニングパーツメーカーとして知られるコルトスピードのイベントも行われ、デモカーのエボⅩ(コラム3回目にしてようやくエボ登場!やった!)とコルトバージョンRがくるというから参加は必須だろう!

ちなみに川口境橋店は旧店舗を更地にしてからのリニューアル。ショールームも工場にも一分の隙なくぴっかぴか。駐車場のアスファルトも地面のペイントもすごくきれい!

ナビを頼りに東京を出発し、1時間ほどで到着。お店の前には2~3人の従業員さんが立っていて、窓全閉でもはっきりと聞こえるくらい大きな声で「いらっしゃいませー!! こちらへどーぞー!!」と迎えてくれた。敷地内には誘導や案内のために従業員さんがいっぱい。ひとりひとりが本当に大きな声で「いらっしゃいませ!! ご来店ありがとうございます!!」と全力で歓迎してくれた。来場者も多く、駐車スペースはたくさんの三菱車で埋まっていた。パっと見たところやはりデリカD:5の人気が高いようだ。少し驚いたのが、D:5に負けないぐらいグランディスが多かったこと。新車ラインアップから外れてけっこう経つが、やはりいいクルマというのはオーナーに長く愛されるんだなと、あらためて実感。

コルトスピードも入り口の正面にブースを構えていて、こちらもすでに多くの来場者でにぎわっていた。すぐ近くに展示されていたデモカーのエボⅩとコルトバージョンRは各部がチューニングされていてかなりいい雰囲気。やっぱり車高短はかっこいい!

ということで、まずはショールームからのぞいてみよう。

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ショールームに入る前に、まず外観。全国の三菱ディーラーで統一されているシルバーを基調としたレッドのアクセントが入る店舗デザイン。シャープでおしゃれなその外観は、遠くからでも一目で三菱とわかる。各メーカーのディーラーの中で本当に一番かっこいい。

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ここでも従業員さんたちの元気なあいさつが飛び交っている。ショールーム内は、自然光をたくさん取り込む大きな窓と真っ白な壁紙が、明るくて清潔感あふれる快適な空間を演出している。
お子さんをつれている人がとても多く、テーブルやいすもたくさん用意されていたので、ゆっくりくつろぐことができた。

来場者プレゼントやネイルサロン、記念撮影などさまざまなイベント盛りだくさんで、こどもからお年寄りまでばっちり楽しめる内容だ。

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来場者の応援・祝福メッセージの数々。ランエボマガジンとして一筆。

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なんとコージーコーナーのケーキを無料で来場者に振る舞っていた。小振りで色とりどりのかわいいケーキがたくさんならんでいて、こどもたちに大人気。ちなみにボクはコージーコーナーのモンブランが大好き。

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工場の方も今日はイベントスペースに。川口市の和太鼓龍虎流宗家龍虎太鼓会という和太鼓のプロ集団の生演奏を聞くことができた。空気を振るわす大迫力の演奏に圧倒される。

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新たに設置された電気自動車の急速充電器。15~20分ほどでi-MiEVを80%までチャージできる。電気自動車の普及には欠かせない設備だ。I-MiEVの試乗車も用意されていて、注目度バツグン。

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つづいてコルトスピードへ。テント内にはオリジナルパーツがたくさんならんでいた。エアロワイパーやホイールナット、エンブレムといった小物類から、電気系・電装系パーツまで充実の品ぞろえ。マフラーやエアクリーナーは、ランエボからRVR、デリカ、パジェロなど、三菱車専門ならではのラインアップだ。しかもボンネットダンパーやHIDフォグキットなど、だれもがほしいなぁ、あったらいいなぁと思うような絶妙な商品ばかり! もちろんすべて車検対応。

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そしてついにランエボ登場!! コルトスピードのエボⅩは、09モデル。300馬力のGSR・ツインクラッチSST仕様だ。

下回りなど見えない所にもボディ補強パーツが盛り込まれ、隙のない仕上がりになっている。車高調はアラゴスタをベースにオリジナルの味付けに。スプリングにはオリジナルレートのスウィフト製を採用。S-AWCと相まって安定した走行性能を実現。安心してコーナリングできる。ローダウンした分、ロールセンターを補正するアジャスターももちろん装着済み。

オリジナルマフラーはアイドリングではとても静かだが、ひとたびアクセルを踏み込めばレーシーな快音と強烈な加速Gで一気に気分が高揚する。

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前後のブレーキキットもオリジナル。フロント6ポット、リア4ポットで前後とも2ピースローター。キャリパーはアルミダイキャスト製でバネ下重量の軽減にも効果絶大。街乗りではごく自然なフィーリングでブレーキ鳴きなど異音はいっさいなく快適。加速からの制動も、スポーツABSと連携して確実に減速できる。

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エンジンルームもオリジナルパーツ盛りだくさん。レーシーなカーボン製のエアーガイドパネルとラムエアーシステムは、フレッシュエアーを確実にタービンへ送り込む。むき出しタイプのエアクリにありがちな吸気の騒音はいっさいなく、非常にジェントルな仕上がりに。存在感、効果ともに抜群だ。インテークパイプ接続部のシリコーンホースなどの細かいパーツにまで徹底的にこだわる。

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ボク自身、ずっと気になっていたボンネットダンパー。高級車には当たり前の装備だが、実は三菱車にはディアマンテにすら付いていなかった。取り付けブラケットの剛性が高く、ダンパーの減衰も絶妙。スムーズにボンネットの開閉ができる。高級感、整備性ともに大幅に向上する。

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室内にも各所にこだわりが見える。純正ステアリングの本来ならシルバー塗装されているスポーク部にカーボン柄のカバーを装着。脱着などの作業は必要とせず、上から貼り付けるだけでとても引き締まった印象になる。

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最後にもう1台のデモカー、コルトバージョンRを紹介。ランエボゆずりの過激なスタイリングと走りはコアなファンも多い。そこに足回りからエンジンまでオリジナルパーツが多数装着されている。車高調はエボと同じくアラゴスタオリジナル。かなり硬めのセットアップだが、不快な突き上げなどはなくムダなロールを抑えて腰高感をなくしている。

エンジンルームは派手なパイピングとばっちり焼き色が入ったエキマニが目につく。大容量のインダクションボックスからはアクセルを踏み込んだ際、スポーティな吸気音を発しその気にさせてくれる。
エキマニは全等長ではなく、1番4番、2番3番で等長にすることでスワール効果を生み出し、効率よくタービンに排気を送り込む。熱対策として、エキマニに遮熱板を装着したいところだが、コルトスピードではエキマニ本体へのダメージを考慮し、周辺ホースやパイプへの遮熱シートを付属している。
ちなみにパワーは脅威の200馬力オーバー!!

・・・ということで、今回は小さなこどもから大人やお年寄りまで、さらにはクルマ好きにも大満足なイベントだったはず。究極のエコカーi-MiEVから世界トップクラスのスポーツカー・ランエボまでそろっているとは、あらためて三菱はすごいメーカーだなと思った。

コルトスピードも三菱車を過激に、より魅力的に深化させてくれている。車検対応品だから……などという言い訳はいっさいなく、徹底的に性能にこだわり、クオリティにこだわり、テストを繰り返してボクらが大満足できる製品をリリースしてくれる。

社員の方々の人柄もとてもよく、ボクの突然の取材にもこころよく対応していただいた。話していると本当にクルマが好きなんだなぁというのが感じとれて、ボクにっとてはすごく嬉しかった。会場で出会った一般のコルトR乗りの方も「コルトスピードの人たちはいつも気さくに話をしてくれるからつい長居してしまう。それでパーツもつい買っちゃうんですよね(笑)」と話していた。

関東地区の人機会があれば新築の川口境橋店をのぞいてみてはいかがだろうか。ピカピカのピットで愛車を整備してもらえば気持ちもクルマもすっきりに!
コルトスピードも全国各地でイベントを開催しているようなので、ホームページやブログをチェックしてみては? お得な情報や限定情報が見つかるかも!?

(C)ランサーエボリューションマガジン
土屋光司

土屋光司
Tsuchiya Koji
ランエボマガジン編集部員

昭和60年5月29日生まれのO型。福島県出身。地元の工業高校を卒業後、愛知県岡崎市にあった三菱自動車整備専門学校へ入学。2級整備士の資格を取得後上京し、三菱ふそうのディーラーへメカニックとして入社。営業職も経験し、2010年6月にランエボマガジン編集部へ。小学生の頃ハマっていたミニ四駆の大会でもらった景品が偶然エボⅢのプラモデルで、一番最初に覚えた車種。それから徐々にエボ&三菱好きに。三菱整備学校へ進学を決める時はリコール問題まっただ中で、高校の校長先生から「こんな時に三菱に行きたいとは、何を考えているんだ!」と怒られて、悔しくて悔しくてしょうがなかったことが忘れられない。現在はとにかく仕事の上達を目指し、あこがれのエボを手に入れるために奮闘中だ。

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