最終戦のラリーチャイナ、09年最後のイベントになります。 ここ数年の最終戦は中国です。 このところ自動車販売台数世界一など、自動車の話題には絶対無視できない中国です。 このイベントは、毎年11月に行われますが、なぜか毎年雨に見舞われます。 ラリーの行われるロンユーは、上海から南へ400Km離れ、ちょうどそのころは雨季にあたり、雨の多い日が続くからです。
毎年このロンユーに来ますが、毎回ようすが変わっています。 最初に来たときは、高速道路が途中でなくなっているわ、逆走してくるクルマがいるわと、かなりのカルチャーショック! でも今年は変なクルマも少なく、すごい勢いで変わっているのが実感できました。
ラリーイベントに目を向けると、さすが中国。 片側3車線の道路を完全封鎖して片側は交互通行、もう片側をサービスパークに設置し、ラリーを行います。
今回のAPRCも中国国内戦と同時開催なので、台数は100台近い台数が走ります。 ただほかの国と違うのが、NクラスはAPRCに同時にエントリーでき、いつものAPRC組と中国国内戦CRC組が混走します。 国内戦も豪華なドライバーがそろっていますので、数年前のWRCと見間違えるほどです。
ただしコースはエボXにはちょっと不向きで、道幅は狭くとても滑りやすい。 昨年のコースの8割近くが再使用され、柳沢選手によると、サイドブレーキを1000回以上引いたそうです。 大きなボディのエボXには、ちょっと不利かな?という感じです。
今回はエボマガ編集部員が応援に駆けつけましたが、それがどう出るか?
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長瀬 努
Nagase Tsutomu
クスコワールドラリーチーム監督
昭和36年7月26日生まれのO型。群馬県出身。1989年キャロッセに入社し、メカニック・営業・開発工場工場長を経て現在代表取締役社長。ドライバーとしては、全日本ジムカーナC1クラスの90年92年99年で全日本チャンピオンを獲得。好きな食べ物は高カロリーな食品で、嫌いな食べ物はヘルシーな食品とわかりやすい。